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エコ施設見学記「葉山の資源小屋」
更新:2011-9-26 12:03:39   閲覧数:905
海と山に囲まれた風光明媚な葉山が抱える大問題…それはゴミの処理。
町役場の奥に建つ、古いゴミ焼却炉の排水から基準値を超えるダイオキシンが測定されて以来、燃えるゴミの焼却を近隣の自治体に頼らざるを得なくなり、葉山町は減量化・資源化の徹底により焼却・埋め立てに回すゴミをゼロにする「ゼロ・ウエイスト」に取組むことになりました。

そんな中、2010年4月からモデル地区となって戸別収集と資源小屋の運用を始めている葉山の高級住宅地を見学して参りました。

住宅地の入口の小さな公園に資源小屋は建てられています。
資源小屋と言っても、自治会の皆さんが道具を持ち寄って作ったそれは、円形のお洒落なブースのようです。
この資源小屋にはリサイクル可能なゴミだけが、住民によって運び込まれています。

公共バスがこの住宅地には入って来ないので住民は常に車で移動するため、ゴミを運ぶのは苦にならないと、自治会の方がおっしゃられていました。

空き缶はアルミとスチールに分けて箱に入れます。
磁石が紐でぶら下がっていて、磁石がくっ付けばスチール、くっ付かなければアルミです。
子供でも解る事が大事ですね。







ペットボトルはキャップとラベルを取り、潰した状態でブルーのネットに集められています。




古紙も新聞紙、段ボール、ミックスペーパーに分類されて所定の位置に置かれています。
紙は濡れるとリサイクルできませんから、雨よけのカーテンが後から付けられたそうです。
いろんな工夫がありますね。




各家庭では、資源となるゴミを分類し、臭いの元となる中身を良く洗ってある程度乾かし、それらをまとめてバケツに入れ、資源小屋に持ってくるそうです。
資源ゴミを所定の箱にポンポン放り投げれば終了だし、宅内に缶ゴミやペットボトルを集積しておくより、よっぽど気楽で清潔なのだそうです。

持ってきたゴミの種類が解らないときは…
この案内板を見れば、分別できます。





資源小屋のお掃除は町内会のメンバーで持ち回りますが、子供たちにもゴミ分別の意識が根付くため教育的にも良いのだとか。
集まった資源ごみは、契約業者が定期的に訪れて買い取り、年間5〜10万円が町内会の収益となるのだそうです。


ちなみに台所から出る生ゴミは生ゴミ処理システムでほとんどの家庭が土に還し、また一般的な燃やすゴミは週に一度、戸別回収(各家庭の玄関前に蓋付きゴミ箱を置くスタイル)によって町の清掃局によって回収されています。
これらの取り組みによって、この地区の燃やすゴミの量は72%の減量に成功したのだとか。

とてもシンプルで自然な活動なのですが、このモデル地区の成功はいろんな自治体からも注目されており、見学が絶えないそうです。

私たちもゴミを出さない生活と、循環型の生活を心掛けたいものですね。
そんな思いを新たにした、良い経験となりました。


 
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