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リノベーション建築を訪ねる 『禅の湯』@天城高原+河津桜
更新:2012-2-14 9:00:11   閲覧数:1183
建築士という職業柄、建物を見るのが好き、楽しい場所が好き、人が興味を持つものに関心があります。そしてデザイン的に優れたものを常に探すためにアンテナを張っております。

そこで今回は、番外編として春一番に咲く桃色の河津桜を愛でつつ、心と体に優しいリノベーション建築を訪ねる旅をご案内します。
そろそろ河津桜が咲き始めて参りました。河津町観光協会では、今年も2月5日(日)から3月10火日(土)まで「第21回河津桜まつり」を開催しているようです。
河津桜は早咲きオオシマザクラ系とヒカンザクラ系の自然交配種。
その原木から増殖させたものが河津の町中に植えられ、早春の頃の河津町をピンク一色に色づかせたのですから、美しいものが人々を魅了する力って凄いなと思います。

この近辺の建築的な見所としては、やっぱり旧天城トンネルが上げられますね。石造りのトンネルとして日本最古のものであり、国の重要文化財に指定されています。だいぶ綺麗に補修され、昔ほどのボロボロ感がないのが残念ですが、落盤を心配することなく、安全に通行することが出来ますので、一度は見ておくべきかと思います。
湘南と同じ相模湾を取り囲む東伊豆。相模湾の海の幸ではない、別のスペシャルなものがウリの女性に嬉しい宿を探しました。

そして見つけた伊豆天城高原のリノベーション建築禅の湯
こちらは禅寺のお隣にある民宿スタイルのお宿で、女将さんはお寺の奥様。源泉掛け流しの温泉と、岩盤浴「石の湯」に入り放題。一つ一つ手間を掛けて手作りされた美味しい食事は、お腹にもたれずヘルシーな洋風精進料理。隣のお寺で座禅体験をすることも出来、心身共にデトックスできること、間違いなしです。
この禅の湯に興味を引かれた理由。

それは、この建物内外のデザインセンスの良さ!
リゾート感溢れる露天風呂や、静謐さ溢れる岩盤浴、白い石が敷かれた中庭など、計算され尽くした美しさが光ります。
女将さんに話を聞いてみました。「もともとは何てことのないユースホステルだったんだけど、数年前にリフォームしようと思った時に、東京でデザイナーをしている息子があれこれ口出しして、こんな風にしちゃったのよ」との事。

もともとあった建物の隣に、白いスクエアな温泉棟を増築し、内装を統一したそうです。畳が敷き詰められている廊下は、足腰に柔らかです。






白木と畳の取り合わせがすっきりしていて、和モダンな印象を受けます。
館内のサインは、岩盤浴「石の湯」にちなんだもの。この石は、元々女将さんが自家製味噌を漬ける時に使っていた石を、半分に割いて作ったのだとか。ロゴのチョイスにもセンスを感じますね。











館内で着用する作務衣やタオル、アメニティ類、食器類にまで、息子さんの研ぎ澄まされたセンスが光ります。
携帯電話auのデザイナーをされている方だそうですよ。

禅の湯でいただける食事は、地元で採れた野菜中心のヘルシーメニュー。食べながら血液がサラサラになっていくように感じる食事です。






お孫さんを昔なつかしいネンネコに包みオンブして帳場を仕切る古風さが美しい女将さんと、エッジの効いたデザインがとても対照的で素敵なコンセプト・プチ・ホテル。
元々が民宿&ユースホステルなので、お布団の上げ下ろしは自分でしなければなりませんが、マイペースにゴロゴロできるのでそれも良いと思います。

老朽化した建物に、少し補修の手を入れ、時代にあったインテリア改修を施す事で、現代に受け容れられ、生き永らえる建物。
リノベーションの可能性を多いに感じた禅の湯でした。

河津桜の見頃はまもなく。是非、訪れてみてください。

禅の湯
住所:静岡県賀茂郡河津町梨本28-1
電話:0558-35-7253

 
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