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古建具、古建材を使った空間作り
更新:2011-11-28 11:37:09   閲覧数:1528
古いモノを目にすると、なんとなく暖かい気持ちになります。
古民家を利用したカフェやレストランが大流行しているのも、一つのノスタルジー的な感覚からなのでしょう。
最近、建築家の間でも古建具や古建材をインテリアに取り込んだ空間作りをする方が増えて来ています。
構造材(柱や梁)は、データ上の構造計算が成り立たないため3階建て以上の建物では利用する事が難しいのですが、古建具や古道具は簡単に取り入れられるので、おすすめのアイテムです。

そんな古建具、古建材を扱う商店を取材してまいりました。
まずは東京・新木場にあるひでしな商店

長年この地で材木問屋を営んでいらした店主が、輸入材メインとなって来た10数年前に方向転換して古材の商売を始めたとか。
住居の入口も鋼管で組まれた資材置き場になっていて、とても良い雰囲気。

倉庫の中に入っていくと古いものが文字通り、山積みです。
ちゃぶ台や火鉢など、今すぐ使えそうなものも手ごろな値段で沢山ありました。
木場の運河沿いにある露天の資材置き場にも、まだまだ古材が山ほどあるのだとか。
優しい語り口のご主人にならどんなことでも相談できそうです。













実は私が住む葉山にも、古材を扱う店があります。
それは、国道134号線から横須賀方面へと向かう県道27号沿いにある桜花園
以前は藤沢市辻堂にあったそうですので、ご存知の方もいらっしゃるかも知れません。










鎌倉や葉山には今だに古くて良質なお屋敷や別荘が多く残っています。
そんな古い建物が取り壊される憂き目に合い取り外された建具たちは、農村の古民家の建具とは違って瀟洒なデザインが特徴的です。
昔の人の背丈に合わせた低い建具には「下駄」を履かせて高さを調整すれば、現在の住宅でも使うことが出来ます。
積年の汚れは、水洗いや重曹洗いできれいに。
補修した部分は柿渋やベンガラで色あわせの塗装をし、古色仕上げとするそうです。

店の奥で息を潜め、再登板を願う古材たち。
新築住宅であっても、古建具をアクセントに使うと素敵ですよ。

こちらは以前、私が設計した住宅にて、古建具をちょっとした書斎コーナー(座卓スタイル)に使った例です。
周囲がピカピカ新築でも、和テイストは馴染みやすくしっくり来ます。
ちょっと使っただけで空間が引き締まります。









さて僭越ながら、アンティークを住まいに取り込みたいとお考えの方へアドバイスをさせていただくと…

1. 近くの古材屋・アンティークショップに足繁く通って出物を探す
2. その古材をどんな場所で使うのかイメージを持つ
3. 建築家や工務店に現物(または写真)を見せて、採用できるかどうかを相談する
4. 採用できそうであれば購入して、施主支給する。スケッチや施工例の写真などを一緒に支給して、希望を確実に伝える事が大事。
5. 上記の諸々が面倒でご自身で出来そうにない方は、建築家に提案して貰う事も可能です。

実は、古材を加工して取り付けるのは、新品の材料を使ってピッチリ収める事に比べて何倍も面倒な仕事です…。
効率を求める現場の職人さんからは「手間が掛かって、面倒くさい」と嫌われる場合もあります。
でも作業を楽しんでくれる職人さんに出会えれば皆が楽しくてハッピーな仕事となりますので、現場監督や大工さんを動かす熱い情熱を持って、理想の空間を作り上げていただきたいと思います。

古いモノが好きな方、まずはお近くの古材屋さんを覗いてみませんか?

湘南・鎌倉 住まいの学校はあなただけのオリジナル住まいづくりを心から応援します!


 
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