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産業廃棄物最終処分場 見学記
更新:2011-11-21 12:01:08   閲覧数:1215
こんにちは、湘南・鎌倉 住まいの学校です。

今回は私たちの暮らしから日常的に排出されるゴミの数々について考えなければならない深刻な問題レポートをお届けします。

今回、私はゴミステーションから回収され、自治体などの処分場で分別や粉砕を経て、また焼却された後の燃え殻がどうなるのか…想像した事さえなかった世界を見学する機会に恵まれました。

まずは、アクアライン経由で房総半島の真ん中に位置する君津市へ。
管理型産業廃棄物最終処分場 君津環境整備センターは通行台数を制限された細い林道を奥深く入っていった、山の中にありました。
この処分場へは中間処理施設で処理された後のものが搬入されてくるそうです。

具体的には、燃え殻・汚泥・廃プラスチック類・がれき・煤じん・金属製くずetc,など。
関東近県から50%、残る50%は千葉県内からのゴミだそうです。

まずは事務所の中で、処分場全体の模型を見せていただきました。
段々畑のような埋立スペースは全部で53,000屐107万㎥)あります。
ダンプで搬入された廃棄物がどんどん荷卸され、最終的にはきれいな表土で覆って自然に還して行くそうです。







現在ある埋立スペースでは将来的に不足なため、第二期工事がすでに着工されています。
こちらがその第二期工事の作業現場です。








埋立地に廃棄されたゴミを透過した雨水が本来の土壌を汚染しないように、埋立スペースの底面はハイテクな遮水シートと漏水検知システムによる厳重中な遮水構造となっていました。この模型を見るとよく解りますね。




















最終処分場の見学との事で、猝瓦療膈瓩里茲Δ福崔呂硫未討離ラス舞うゴミの山」を想像していたのですが、実際に見学してみると、中間処理済みの廃棄物が搬入されて来るだけあって本来の姿を留めているゴミはなく、とてもきれいな印象を受けました。
それでも…そこはかとなく漂うのは、大地に還る事のできないゴミの叫びを感じるようなケミカルな異臭…。こちらで働く方々に頭が下がる一方、ゴミを排出する自分自身を責めたくなる思いでした。

そして建築に携わる人間として突きつけられた課題。
…それは「石膏ボードはやっかいなゴミである」と言う事。
現代社会において、ほとんどすべての空間の下地となる石膏ボード。
石膏ボードは不燃性であるため埋立処分となるのが一般的ですが、その分解過程において石膏ボードは高濃度の硫化水素を発生されるのだそうです。
では、どうすればよいのか…。

解決策は多様にあるのですが、それぞれにコストや工法、工期、趣向などの問題を含みます。地球環境の維持のために、建築家と家を建てるお施主さんとが共に真剣に考えなければなりません。

のど元に大きな課題を突き付けられたまま、重い気持ちで処分場を後にしたのでした。

湘南・鎌倉 住まいの学校は真面目な住まいづくりを応援します!


 
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