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第2回 講座内容
更新:2011-6-21 5:07:42   閲覧数:1217
6月12日(日)に開催した『鎌倉・住まいの学校 第2回』では、「地産地消の住まいづくり」をテーマに、日本のこれからの住まいと暮らしはどうあるべきか? を考えました。


自然素材の家づくりのエキスパート・山田貴宏さん。
今回の講習会は、スライドを見ながら、世界各地の自然素材の家のさまざまな事例をご紹介いただきました。

講座内容(目次)
テーマ 『地産地消の住まいづくり〜日本の風土にあった木の家』
■風土と住まいのかかわり
  • 土地がもつ風土との応答性と全体性
  • その土地の材料を使う、ということ

■日本の民家とその知恵−日本の建築物の特徴

 〔渦箸旅渋
  • 木を組む構造
  • 高床と土間
  • 屋根
  • 内と外
 ¬渦箸離ぅ鵐謄螢
  • 部屋の構成
  • 縁側 作業 応接 室内との緩衝空間
 生業と空間、間取り
  • 農家
  • 商家
  • 座敷 公式の場 冠婚葬祭 床の間 欄間
  • 居間 納戸
  • 土間 炊事場 作業場 貯蔵場 牛馬の飼育場 三和土(タタキ)
 だ験莇間としての装置
  • 火のある空間 炉 囲炉裏 火棚 神聖な場 竃  煙出し 暖房:火鉢 炬燵 行火 あかり 肥松 灯油による行灯
  • 水のある空間 生活用水 飲料水 排水 池 井戸 水辺利用 風呂 便所 堆肥づくり
 ヌ渦箸侶
  • 建物のカタチ 母屋 曲がりや 兜造り 本棟造り 合掌造り 二棟造り
  • 屋根  カタチ 材料(瓦 茅 石 板) 装飾(棟飾り) 気候との関係 雨と風/モンスーン 水勾配 ベンチレーション 断熱 平入り/妻入り
  • 気候、災害への対応
 使われている材料
  • 土 岩 石 草 茅 樹皮 藁
※参考図書
住まいの伝統技術 建築資料研究社
日本の民家 今和次郎  岩波文庫
日本人の住まい E・モース 八坂書房
民俗建築大辞典 柏書房
地球生活記 小松義夫  福音館書店
民家造 安藤邦廣  学芸出版社
季節と寄り添う居を構える 清水敬示  創樹社
■自然素材でつくる家
  • うまい、はやい、やすいの「商品」としての家
     →産業廃棄物、シックハウス、海外の森林破壊 =本当に「安い」か?
  • 何故自然素材は敬遠されたか?
      手間がかかる
      不均一性 →合理化できない 扱える人が少ない 熟練した技術が必要
      生産の段階でいろいろと手間がかかる 特に木材は乾燥が必要 乾燥場所が必要
      刻む場所 材をストックしておく場所が必要(工業製品は工場から直送)
  • では自然素材のよさは?
      循環型資源 地上資源 太陽の恵みだけで再生生産ができる
        例:木→板→薪→灰
        再生資源 汚染をおこさない
        腐る、腐逐するということはむしろメリット
        生物である人間にとって慣れた素材 五感に感覚的によい
      淘汰されてきた材料ゆえ、健康、汚染へのリスクが少ない
      リサイクル、リユースができる
  • 自然素材による家造りがなくなってきた理由
      時間と手間がかかる
       手間賃 新建材の家 2−3人工/坪 VS 8−9人工/坪 30坪で360万円違う
      住宅産業はクレーム産業。できるだけクレームを無くしたい。
      住まい手の責任もある 過度な要求 自然素材への不理解。
  • ではどうしたら自然素材の家を手に入れることが出来るのか?

  • まずは自然素材について勉強しよう:素材をみる目
      木材、土壁
      木の性質 実際の材料を目の前にして 構造材 板材をどう使いこなすのか?
      木の使い方は適材適所。木のもつ癖を読みそれを適した場所に使う
      土について 土壁の造り方 土のもつ効果 
      嘘偽りのない家
      100年後までコストパフォーマンスで比べる
  • 自然素材で対応できること
      調湿 湿気対策 →換気の大事さ
      シロアリ対策 腐りにくい材料
  • 建材での対策およびおすすめできる自然素材
      農薬系のタタミ、フローリングは避ける
      床下の防蟻処理に注意
      VOCを含む建材は使用しない 内装に特に注意 塗料、接着剤、内装材、有機溶剤
      塗料はできるだけ天然系 水性(エマルジョン) 天然油性
        天然系接着剤を使用する。水性のものを使用する
         メチルセルロース、布海苔、天然ラテックス
      ビニクロスは避ける(静電気のことも、消却時にダイオキシン)
       →紙、布、和紙、左官壁
      調湿性のあるものを使用する(漆喰、土、木、珪藻土、炭他)
      合板はできれば避け、無垢材を使う
      床材には無垢(無垢調もあるので注意)
      換気、ベイクアウト
        MSDS(Material Safty Data sheet)の入手
      カビ ダニ対策 調湿材の使用と結露の防止
      室内に使われる抗菌剤、抗菌グッズも見直す 家具等に使われる材料にも注意
      天然系断熱材 コルク、麻、羊毛、セルロースファイバー 杉皮
         発泡ポリエチレン PE繊維
      漆喰、珪藻土、土
      ステンレス、ホーロー、陶器、タイル、ヒバ油、柿渋、亜麻仁油 炭
  • 環境と人体に負担、不安をかけない配慮の家造り
      バウビオロギーという考え方
      循環型資源をつかってできるだけ加工をほどこさないシンプルな家
      後代にもツケをまわさない家造り
     →安いだけの家、材料は必ず外部コストが換算されていない
      LCA、LCO2 という総合的な評価:製造、廃棄まで含めて環境汚染しない
             (製造エネルギーや輸送エネルギーも考慮)
      リサイクルしやすい材料と使い方
      自然との共生ということまで視野にいれた家造り 健康問題だけに矮小化してはいけない
・まとめ:木の家を作るときのポイント
  木という自然素材を見る目
  自然のサイクルに合わせる
  変化に対応できるシンプルな間取り
  材料のリユース
  トータルな視点で見たときの合理性

・木材についての基礎知識
  辺材/芯材 柾目/板目 木表/木裏 腹/背 元/末
  含水率 背割り 建築に使われる木材の種類 継手/仕口

■地産地消の家づくり
  • 自然素材でつくり、尚かつ環境と地域社会にも貢献する家造りの仕組みが見直されている
      地場の材料
      地場の技術
      地場の経済
      自然素材
      エネルギー、水、廃棄物 小さな循環の実現
      自然環境とのやりとり 環境の手入れ
      「商品」としての家から真の「住まい」へ
      「近くの山の木で家を造る運動」


 
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